この本には、高卒で27歳までふらふらしているフリーターだった著者が、たった5年で年収1000万を達成した方法が書かれています。特別なビジネスをしたり特別な才能があったわけではありません。そこには幼少期に父の焼き鳥屋でお手伝いしていた時の経験と、戦略的なステップがありました。
なんのスキルもない人がサラリーマンとして1から働き、最短で年収1000万円にたどり着ける方法、知りたくありませんか?
焼き鳥屋に学ぶビジネス戦法と、具体的な年収アップの戦略で
誰もがサラリーマンとして年収1000万円を手にできる方法を紐解く
そんな1冊です!
こんな方におすすめ
- サラリーマンとして年収1000万円を目指したい
- キャリアアップのために転職したい
- どんな仕事にも役立つ基本を知りたい
- 小難しい理論より実践的なノウハウが知りたい
高卒フリーターから年収1000万会社員を達成した、著者の「玉岡一央(たまおかかずふみ)さん」
(※お写真は『https://www.u-realty.jp/about』より引用)
【プロフィール・経歴】
1976年生まれ、東京都出身。吉祥寺ハーモニカ横丁で父親が営む焼き鳥屋を小学生の頃からお手伝い。目上の人と接する経験を多く積む。
ファッションへの興味から文化服装学院へ進学するも中退。以降様々なアルバイトを転々とし、その日暮らしをしていた。27歳の時、結婚をきっかけに一念発起し、会社員として年収1000万円を手にすることを目標に、具体的な戦略を立て動き始める。
中堅の不動産会社を数社経て、最終的に財閥系の大手不動産会社:三井不動産リアルティ株式会社への転職を成功させる。営業奨励賞5年連続受賞などの功績が認められ営業リーダーへ最短で抜擢、年収1000万円超えを実現。さらなるチャレンジを目指し2020年に独立、ユニバーサル・リアルティ株式会社を創設。SDGsを活用した不動産ビジネスを展開しながら空き家問題などの社会問題解決に取り組み、不動産プロデューサー®️(登録商標第6645885号)としても活躍している。
>>ユニバーサル・リアルティ株式会社 Youtubeチャンネル
>>玉岡一央 プライベートチャンネル
本の目次
序章 大将の焼き鳥屋を繁盛させた8つの変なルール
1章 焼き鳥屋で学んだ「仕事選び」7つの教え
2章 焼き鳥屋で学んだ「コミュニケーション」6つの教え
3章 焼き鳥屋で学んだ「自己研鑽」6つの教え
4章 焼き鳥屋で学んだ「自己管理」4つの教え
本の感想
どうすれば会社員として最短で年収1000万円を達成できるかが、合理的な理論で具体的に書いてある
この本が他の本と違うなと思ったところは、年収アップの方法が統計に基づき具体的に書いてあるところです。
この手の自己啓発系の本によく書いてあることは、「本をたくさん読みなさい」「早起きをしなさい」「年収の高い人と交流を持ちなさい、コンフォートゾーンを抜けなさい」などです。でも、それだけで年収が上がるわけないですよね?
確実に年収を上げたいなら、そんなふんわりしたことをやってる暇はありません。データや統計をもとに調べ上げ、確実に年収アップできるステップを踏んていく戦略が必要です。
この本にはその具体的な戦略が書かれており、とても実用的でした。
高年収を目指すなら「平均年収が高い業界」を選べ
全くその通りですよね。平均年収が低い業界にいながら、自己啓発本に書いてあるようなふんわりしたことを実践しても年収1000万円は目指せません。
著者は幼少期に「羽振りの良いお客さんは業種に偏りがある」ということを焼き鳥屋のお客さんを見て学んでいました。その学びから、まずは国税庁の資料:業種別の給与階級別構成割合などをもとに平均年収が高い業種は何かを探すところから始めます。
安定性を求めるなら「減価率が低い業種」を選べ
吉祥寺の飲食街で、味も美味しくて価格も安いのに何故か潰れてしまうお店をたくさん目にしてきた著者。父の焼き鳥屋は「原価2割未満」を徹底していたことを知り、減価率が高いほどビジネスを続けていくことが難しいことを学びました。
美容室がなかなか潰れないのは減価率が低いからだそうです。逆に何かを仕入れて売る小売業はモノによっては減価率が高く、在庫を抱えるリスクもあります。
将来が不安なら「これから需要が増える仕事」を選べ
著書の父は吉祥寺の発展を予測し、飲食店を吉祥寺で営むことに決めました。その予測通り、吉祥寺駅の利用は昭和50年代前半までは1日平均17万人程度だったのが、どんどん発展していき、2020年以降は37万人まで増えています。
未来の需要予測は、年収を上げるための仕事選びの中では大切な要素ですよね。著者は「統計資料を見れば未来のことは簡単に予測できる」と言っています。
例えば、日本の人口はどんどん減っていますが反対に世界の人口はどんどん増えています。食糧不足となり農業の需要が増えそうですね。
また、国内企業にとってはグローバル展開が必要になりインターネット関連事業は拡大していくでしょう。
他にも見えてくることはたくさんありそうです。あなたならどんな事業に注目しますか?
ステップアップしたいなら「大企業の子会社や孫会社」を狙え
著者は幼少期に父の焼き鳥屋で、サラリーマンのお客さんの色々な話を聞いていました。その中に会社買収の話題があったといいます。いわゆるM&Aですね。
お客さん達の話から「大手に吸収されたおかげで福利厚生や待遇が良くなった」「大手の看板が使えるようになって営業が楽になった」など、買収される会社のサラリーマン側から見るM&Aのメリットを知りました。
そこで著者はあえて買収されることを狙ったキャリアアップ戦術を繰り出すのです。
会社員で年収1000万円を目指すなら、大手の会社に勤める必要があるのは分かりきっていると思います。
しかし、元高卒のフリーターが最初から待遇も給与も良い大企業に真正面から就職するのは難しい。
そこで「高卒フリータでも入れる小さな会社に入社して、その会社が大手に買収されれば結果的に大企業の社員になれるのでは?」という考えが浮かんだそうです。
素晴らしいアイディアですよね。
そしてそのアイディアの通りに人生を進めていった結果、見事大企業の社員となり年収1000万円を達成しました。
もちろん「どのような会社なら大手に買収されるのか」など、徹底的に調べ上げ戦略を立てた著者の努力があったからこそです。その方法や詳しい内容はぜひ本をお読みになってくださいね。
誰もが夢を持てる、そしてその夢を実現できる、そんな一冊
いかがでしたでしょうか。私がご紹介したのはほんの一部で、他にも焼き鳥屋さんをベースにしたビジネスで大切なことやコミュニケーション術、「効率的に稼ぎたいなら高額商品を扱える業界を選べ」など具体的な助言もまだまだたくさん登場します。
今あなたがどんなキャリア、立場、人生にあろうとも、例外なく全ての人が夢を持て、そしてその夢を実現できる、そんな希望を与えてくれるし、その希望を本当に現実にすることができる本です。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
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