「ちょっと死について考えてみたら怖くなかった」ブックダム

死を語るスナック? 最後の日をどう生きるか、あなたは考えたことがありますか


「自分の葬式でどんな言葉をかけてもらいたいですか?」

この質問に、あなたはすぐに答えられますか?
死というテーマは多くの人が避けがちですが、実はそれを考えることで今の生き方が劇的に変わるかもしれません。

こんにちは、出版社ブックダム編集部の三田です。
今回は2025年2月27日に発売されたばかりの『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』という、タイトルからして心をつかむユニークな本をご紹介します。

>> 2025/4/26 三田編集長の直接指導!出版企画書講座やります!

本の目次

目次 第1章 なぜ終活スナック?めめんともり開業のルーツを辿る
第2章 あなたの理想の死は?
第3章 棺桶に入って生まれ変わる!?
第4章 自分らしい最期を大切に
第5章 多様な選択ができることで、死の捉え方がかわる
第6章 自分らしい最期を迎えるために必要なこと

お酒と共に死を語る?驚きの「終活スナック」とは

東京・森下に2024年2月にオープンした「めめんともり」。
一見普通のスナックに見えますが、一歩足を踏み入れると…なんと店内には実物の棺が!壁には来店客が書いた「理想の最期」の付箋が所狭しと貼られ、小さな祭壇まで設置されています。

「ここは日本初の終活スナックなんです」

そう語るのは、著者でありオーナーの村田ますみさん。海洋散骨事業のパイオニアでもある彼女が立ち上げたこの空間では、お酒を片手に「死」について気軽に語り合えるのです。

2025年は団塊世代が後期高齢者となり、亡くなる人が増えていく”多死社会元年”。あなたも親類や友人の死に直面する機会が増えていくかもしれません。

あなたならどう死にたい?意外と盛り上がる死生観トーク

スナックという解放的な空間で、お客様から飛び出す死生観

「PPK(ピンピンコロリ)がいい!」
「最後に食べるのはTKG(卵かけごはん)で決まり」
「パンツ1枚残さず逝きたいわ〜」

思わず笑ってしまうような率直な本音も、死を身近に感じるきっかけになります。
毎月開催される緩和ケアの講座や、話題の「入棺体験ワークショップ」は人気コンテンツになっています。

私が棺の中で気づいた、本当に大切なこと

実は私も取材でめめんともりを訪れ、思い切って入棺体験をしてみました。

まずは自分に向けた弔辞を書きます。私は3歳の息子が将来書くという設定で「パパは最後まで仕事をがんばっていたね」というメッセージを用意しました。

そして実際に棺に横たわり、村田さんに弔辞を読んでもらったのです。

狭い棺の中、目を閉じて自分の死を想像する——。

その瞬間、不思議な感覚に包まれました。「仕事の愚痴や不満を言っている暇があったら、良い未来をつくるために本を編集しよう」と、鮮明な気持ちがこみ上げてきたのです。

最期を考えることは、まさに「今、ここ」をどう生きるかを考えること。

読者のみなさんへ:あなたの死生観を教えてください

本書には終活スナックで働く人たちの死生観はもちろん、様々なお客様が付箋に書いた「理想の最期」や自分への弔辞が掲載されています。

・親と終活について話すきっかけが欲しい方
・自分の理想的な最期について考えてみたい方
・人生をより豊かに生きるヒントを探している方

にぜひ読んでいただきたい一冊です。

本書『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』は
全国書店、オンライン書店で発売中(1,760円税込)。

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