
皆さん、こんにちは。プリズムゲートの芝田弘美です。
先日、浅草へ日本舞踊の稽古に行ってきました。
「日本舞踊のお稽古」と聞くと、着物姿でしずしずと…そんな光景を想像されるかもしれませんが、実際はまったく違います。
小道具や着物を抱えて、PCも背負って、ジーンズ姿で外国人観光客をかき分けながら浅草を歩く——
そんな、なかなかワイルドな光景です(笑)
今回は、その浅草を歩きながら改めて感じた“お客様目線”について書いてみます。
ホームページ制作でも、とても大事な視点なんですよ。
自分の目線からいったん離れる
浅草を歩いていると、本当に観光客が多いんです。
スーツケースを引いてゆっくり歩く人、食べ歩きしながらキョロキョロする人、突然立ち止まる人…。
荷物を抱えて急ぎたい身としては、思わず「通れない〜!」と心の中でジタバタ。
でも、これって完全に“自分中心の視点”なんですよね。
観光に来ている人からすれば、初めて歩く場所で、見るものすべてが新鮮。
日本らしい建物やお店に興味津々で、そりゃ立ち止まったり、ゆっくり歩きたくもなるわけです。

私だって外国へ行けば同じことをしていますし(笑)
「浅草に慣れた地元の目線」を一度離れないと、相手の気持ちは見えてこないんだなぁと改めて感じました。
ホームページは“お客様の望む情報”が先
ホームページは、自分たちのメディア。だから、好きな情報を掲載できます。
でも、ここに落とし穴があります。
“伝えたいこと”ばかりを並べてしまうこと。たとえるなら、こんな感じです。
寒い日にあたたかい飲み物を求めて喫茶店に入ったら、「うちはアイスコーヒーが名物だから、まずこれ飲んで!」と強制されるようなもの。
まずは体を温めたいじゃないですか(笑)
あたたかいお茶でホッとした後なら、「せっかくだし名物のアイスコーヒーも飲んでみようかな」と思える余裕が出てきますよね。

だからこそ、
【1番目】お客様が求めている情報
【2番目以降】自分たちが伝えたい情報
この順番がとても大事です。
情報を発信するときは、いったん自分の立場から離れて「お客様は今、何を知りたいんだろう?」と考えてみること。
浅草で観光客の波をすり抜けながら(笑)
改めてこの大切さを実感しました。
お客様目線が難しいときは…
自分の立場を離れるのって、意外と難しいものです。
もし「どうしても主観が入ってしまう…」「お客様目線で考える自信がない」と感じたら、ぜひご相談ください。
第三者として、客観的に『お客様から見えるホームページ』を一緒に考えていきます。
著者紹介
芝田弘美(しばた ひろみ)
プリズムゲート株式会社 代表取締役
Web業界29年のWebコンサルタント。現在まで1000社以上のWebサイト制作に携わる。中小企業に「インターネットを上手に使って、事業を伸ばしてほしい!」という想いでサポート中。特技は日本舞踊(師範)、空手(三段)。著書に『ホームページ集客大全』(自由国民社)、『Webライティング大全』(自由国民社)、『儲かる会社はホームページが9割!』(自由国民社)、『士業のためのホームページのつくりかた』(中央経済社)

