LLMO対策の裏側|30年のWeb制作経験者が語る「本当に必要な対策」とは

AI時代の到来で増える「LLMO対策」業者、その実態を業界30年の視点で斬る

Web業界に身を置いて30年。
SEO対策ブームの時も、様々な変化を見てきました。そして今、またLLMO対策という新しい波が来ています。しかし、この波には少し違和感を覚えています。

今回は、LLMO対策の裏側について、率直にお話ししたいと思います。

急増する「LLMO対策」業者の実態

この1年で「LLMO対策コンサルティング」を謳う業者が急増しました。しかし、冷静に考えてみてください。

ChatGPTが検索機能を本格展開したのは2024年。
Googleが生成AI検索「AI Overviews」を日本で展開したのも2024年。

つまり、この分野はまだ1年程度の歴史しかないのです。

実績を積み上げるには時間が必要です。にもかかわらず、多くの業者が「LLMO対策の専門家」として登場しています。本当に効果を実証できているのでしょうか?
私自身、25年以上100サイト以上を運営管理してきた経験がありますが、それでも「これで完璧」とは言えない状況です。

効果測定の難しさという落とし穴

LLMO対策のもう一つの問題点は、効果測定の難しさです。様々な数値を掲載したレポートを見かけますが、それらの数値が実際の採用や集客にどう結びつくのか、明確に説明できる業者は多くありません。

「AI引用数が○○%増加」「AIビジビリティスコアが向上」といった指標は出せても、それが本当にビジネス成果につながっているのか。
数字で煙に巻いているケースも少なくないのではないでしょうか。

さらに、AI自体が日々進化しています。検索エンジン以上のスピードで開発が進む中、今日有効だった対策が明日も有効とは限りません。この不確実性の中で「確実な効果」を約束する業者には、慎重になるべきです。

SEO対策ブームの教訓

実は、私自身も当初は「こんな技術の走りで、まだ実証経験も少ないのに、LLMO本を書いても良いものか?」と悩みました。

その時、思い出したのが以前のSEO対策ブームです。当時「SEO対策できます!」と謳う会社が急増しましたが、実際には効果が出ないケースが多発しました。さらに悪質だったのは、間違った古いSEO対策がまかり通っていたことです。

私自身は「Web専門家であって、SEO専門ではないから」という理由で、SEO対策本を書きませんでした。なぜなら、私にとってSEO対策はWeb制作をする上で当然のことであり、SEOだけでは片手落ち。成果を出す掲載内容にしなければ意味がないと考えていたからです。

しかし、その結果として何が起きたか。正しい知識を持たない業者が市場を席巻し、多くの企業が無駄な投資をすることになりました。この経験が、今回LLMO本の執筆を決意した理由です。

真っ当なLLMO対策とは何か

LLMO対策で最も重要なのは、「AIに選ばれる」だけでなく「実際に成果を出す」ことです。
AI検索で上位に表示されても、サイトを訪れたユーザーが求める情報がなければ意味がありません。

真っ当なLLMO対策には以下の要素が必要です

  • 具体的な数値と実績の明示
    「豊富な経験」ではなく「500件以上の実績」と具体的に書く。AIは抽象的な表現を評価できません。
  • 構造化された情報提供
    AIが理解しやすいように、情報を整理して提供する。1ページ1テーマの原則を守ることが重要です。
  • 定期的な更新と鮮度維持
    AIは情報の鮮度を重視します。ただし、すべてのページを頻繁に更新する必要はありません。ニュースやブログは高頻度、企業情報は実際の変更があった時のみ更新するのが正解です。
  • 成果につながるコンテンツ設計
    LLMO対策とSEO対策、そしてコンバージョン最適化を統合的に考える。AI検索で見つけてもらい、訪問後に成果につなげる導線設計が必要です。

プリズムゲートの取り組み

私たちプリズムゲートでは、社内で徹底的にLLMO対策の研修を行っています。目的は、クライアントの成果を出せるLLMO対策対応のWebサイトを制作できるようになることです。

単なるAI最適化ではなく、ビジネス成果を出すためのLLMO対策。
それが、Web業界30年の経験を持つ私たちが提供する価値だと考えています。

Web業界をより良く変えるために

LLMO対策は、これからのWebマーケティングにおいて避けて通れない要素。
しかし、だからこそ正しい知識と方法論が必要です。

数値だけで判断せず、本当にビジネス成果につながるLLMO対策を実践してほしい。そして、安易な業者選びで失敗する企業を減らしたい。そんな想いで、本の執筆と社内研修に取り組んでいます。

AI時代のWeb制作は、技術だけでなく本質を見極める力が求められます。
私たちは、Web業界をより良く変えていくために、真っ当なLLMO対策の普及に努めていきます。

プリズムゲートのLLMO対策サービス

LLMO対策Webサイト制作・リニューアル

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社内向けLLMO対策セミナー(毎月開催)

芝田弘美(しばた ひろみ)

プリズムゲート株式会社 代表取締役

Web業界30年のWebコンサルタント。1000社以上のWebサイト制作・運営に携わる。現在は「今すぐできるLLMO対策テクニック100」(2026年春出版予定)を執筆中。LLMO対策セミナーの講師としても、中小企業のAI時代に向けたWeb戦略を支援している。特技は日本舞踊(師範)、空手(三段)。

著書:ホームページ集客大全(自由国民社)、Webライティング大全(自由国民社)、儲かる会社はホームページが9割!(自由国民社)、士業のためのホームページのつくりかた(中央経済社)

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