皆さん、「シークレットモード※」ってご存知ですか?
ホームページ等を見る時に使うブラウザ(Internet Exproler・Google Chrome等)に大抵ついている機能で、「プライバシーモード」と総称されることもあります。
具体的には、
「ホームページの閲覧履歴や、ホームページからダウンロードしたファイルの履歴などを残さずに操作できる機能」のことになります!
この説明を聞くと
「他人に閲覧履歴を見られたくないとき、便利だな〜」くらいにしか思わないかもしれません。
しかし!実は意外に、他にも役立つ使い方があるんです。
今回はその「便利なシークレットモードの活用方法」をお伝えします。
※正式には、Google Chromeでは「シークレットモード」、Fire Foxでは「プライベートウィンドウ」と、それぞれ違った名称がつけられています。が、ややこしいので今回は「シークレットモード」と記載させていただきます。
SEO対策に使えるシークレットモード
検索順位の間違った調べ方
自分のホームページのSEO対策をするとき、まず「今の検索順位は何位だろう?!」と、GoogleやYahooなどで検索してみますよね。
そして「キーワードが『横浜 税理士』だと3位!よっしゃー!」と喜んだり、そうでなかったりするかと思います。
しかし・・・
その順位は間違っているかもしれません。
GoogleやYahooなどの検索エンジンには、「パーソナライズド検索」という仕組みが導入されています。
この仕組みにより、同じキーワードで検索しても、実は人によって異なる順位で表示されているのです。
<パーソナライズド検索に使われる情報の例>
- 訪問したホームページ、クリックしたリンクなどの履歴
- ユーザーの所在地
- facebook等のソーシャルネットワーク上での、他人とのつながり
- 調べたことのある検索キーワード
上記のような情報をもとに、その人が好みそうなページを優先的に表示してくれているのですね。
(便利な世の中ですね。)
ただ、SEO対策を考える際には、一般的な結果が見られないと困ってしまいますね。
正しい検索順位を知るには、シークレットモードを使おう!
そこで、「パーソナライズド検索」の影響をなるべく受けず、ホームページの検索順位を正しく知る方法の一つをお教えします。
もうお分かりと思いますが、「シークレットモード」を使いましょう!
「シークレットモード」をONにする手順は、下記のとおりです。
これで自分の好みに関係ない、素の検索結果が表示されます!
【使用方法の例】
(Internet Exprolerの場合)
- Internet Exprolerの右上にある「設定」ボタンをクリック。
- 「セーフティ」を選択し、「InPrivateブラウズ」をクリック。
- 「InPrivateブラウズは有効です」と表示されたら、いつもどおり検索を始める。
※Internet Exprolerを開いて、ショートカットキー(Ctrl + Shift + P)を押しても有効になります。
(Google Chromeの場合)
- Google Chromeの右上にある「設定」ボタンをクリック
- 「シークレットウィンドウを開く」をクリック
- 黒い画面が表示されたら、いつもどおり検索を始める。
※Google Chromeを開いて、ショートカットキー(Ctrl + Shift + N)を押しても有効になります。
上記以外のブラウザでも、大体の場合シークレットモードはあります。
使い方は検索してみてくださいね。
シークレットモード その他のおすすめ使用シーン
SEO対策で、シークレットモードが便利なことはおわかりいただけましたか?
更に、普段の生活でも便利な使い方を2点お伝えします。
便利その1: 他人のパソコンでホームページを見るとき
他の人(Bさん)のパソコンを借りた場合、Bさんの閲覧履歴を見なくて済みます。
また、自分の閲覧履歴も残さずに済みます。
更に、「シークレットモードで見るから!!」と言えば、もしBさんが貸すことを渋っていても、首を縦に振らせることができるかもしれません・・・(^^;)
便利その2: ネットショッピングするとき
最近では、Amazonや楽天市場など、ネットショッピングをする機会がかなり増えていますね。
注文時、クレジットカード番号等の個人情報を入力しますが、通常だと履歴が残ってしまいます。
そこでシークレットモードを使えば、これらが保存されずに済みます!
個人情報を残したくない方には、安心ですね。
シークレットモードの注意点
シークレットモードは、便利な面もありますが、注意しなければならない点もあります。
- 「お気に入りに追加」をした場合は、しっかりブラウザに保存される
- ダウンロードしたファイル自体は保存される(ダウンロード履歴に残らないだけです)
- 完全に身を隠してホームページにアクセスできるわけではない(サーバー側が調べたら、誰がアクセスしたかわかってしまいます)
この3つの点を注意すれば、ホームページの運営や日常のネットサーフィンを便利にする、心強い味方になりそうですね。
思わず色々書いてしまいましたが、以上です。
近藤でした。