LLMO対策とは?AIがあなたの会社を”おすすめ”する時代がやってきた

皆さん、こんにちは。プリズムゲートの芝田弘美です。

現在、私は「今すぐできるLLMO対策テクニック100」(仮題)という本の原稿を執筆しています。2026年春の出版を目指して、AI時代に対応したWebサイトの作り方を具体的にまとめているところです。

「LLMO対策って何?」「うちの会社に関係あるの?」と思われた方も多いかもしれません。でも実は、これからのビジネスにとって、とても大切なテーマなのです。

今回は、LLMO対策の基本をできるだけわかりやすくお伝えします。

(1)「検索する」から「AIに聞く」へ — 変わりつつある情報の探し方

最近、ChatGPTやGeminiといったAIを使う人が増えています。ちょっとした調べものや相談ごとを、GoogleではなくAIに聞く人が増えているのです。

たとえば、こんな使い方をする人が出てきています。

  • 「横浜駅の近くで、インプラント治療ができる歯医者を教えて」
  • 「未経験OKで、リモートワークできるWebデザイナーの求人ある?」
  • 「創業したばかりの会社でも対応してくれる税理士を探してる」
  • 「小ロットでも発注できる印刷会社はどこ?」

こうした質問に対して、AIは「○○がおすすめです」と具体的な会社名やサービス名を答えてくれます。従来のGoogle検索なら、検索結果の中から自分で比較して選ぶ必要がありました。でもAIは、最初から「おすすめ」を絞り込んで教えてくれるのです。

この流れは今後さらに加速すると予想されています。スマートフォンの音声アシスタントや、車のカーナビ、家電にもAIが搭載されるようになれば、「AIに聞いて決める」が当たり前になるかもしれません。そのとき、あなたの会社はAIに「おすすめ」として紹介してもらえるでしょうか?

(2) LLMO対策とは? — AIに推薦してもらうための準備

LLMO(エルエルエムオー)とは「Large Language Model Optimization」の略で、日本語にすると「大規模言語モデル最適化」となります。少し難しく聞こえますが、要するに「ChatGPTなどのAIに、自社を推薦してもらえるようにWebサイトを整えること」です。

これまでのSEO対策は、Googleの検索結果で上位に表示されることを目指していました。検索結果には何十件も表示されるので、上位10件に入れば多くの人の目に触れることができました。

一方、LLMO対策はAIへの対応です。AIは質問に対して、通常1〜3社程度しか推薦しません。「横浜でおすすめのホームページ制作会社は?」と聞いたら、「○○社と△△社がおすすめです」といった具合です。つまり、その数社に入れるかどうかが、ビジネスの明暗を分けることになります。

大切なポイントは、LLMO対策とSEO対策は対立するものではないということです。AIは、検索エンジンが集めた情報も参考にしています。ですから、これまでのSEO対策が無駄になるわけではありません。SEO対策という土台の上に、LLMO対策を積み上げていくイメージです。

(3) AIはどんな会社を「おすすめ」するのか

では、AIはどのような基準で会社を推薦しているのでしょうか?

私がさまざまな業種で調べてみたところ、AIが推薦しやすい会社には共通点がありました。それは「具体的な数字」と「明確な実績」がWebサイトに書かれていることです。

たとえば、「豊富な経験があります」「高品質なサービスを提供しています」といった表現は、人間には響くかもしれません。でもAIにとっては、「豊富」がどれくらいなのか、「高品質」が何を指すのか判断できません。

一方、「創業25年」「制作実績120社以上」「お客様満足度92%」といった数字があれば、AIはそれを根拠にして推薦できます。AIは「この会社は○○だからおすすめです」と理由を添えて回答するため、その根拠となる情報が必要なのです。

また、専門分野がはっきりしている会社ほど推薦されやすい傾向があります。「どんな仕事でも対応します」という会社より、「製造業のホームページ制作が得意です」「飲食店の集客に特化しています」という会社のほうが、AIは特定の質問に対して推薦しやすくなります。

(4) LLMO対策のメリット

LLMO対策に取り組むと、どんな良いことがあるのでしょうか。主なメリットを挙げてみます。

① 比較されずに選ばれる可能性がある

Google検索では、ユーザーは複数のサイトを見比べて決めます。でもAIに「おすすめは?」と聞いた場合、AIが推薦した会社にそのまま問い合わせるケースも少なくありません。比較検討の手間を省きたい人にとって、AIの推薦は信頼できる情報源になっているのです。

② 問い合わせの質が上がりやすい

AIの推薦を見て連絡してくる人は、ある程度の情報を得た上で問い合わせてきます。「とりあえず話を聞きたい」ではなく、「この会社にお願いしたい」という気持ちで来てくれることが多いため、成約につながりやすい傾向があります。

③ SEO対策との相乗効果がある

LLMO対策のために情報を整理すると、それはSEO対策にも役立ちます。具体的な実績や数字を載せることで、検索エンジンからの評価も高まりやすくなります。一つの取り組みで、両方に効果が出るのです。

(5) LLMO対策のデメリット

一方で、知っておきたいデメリットもあります。

① 効果が見えにくい

SEO対策なら、検索順位やアクセス数で成果を確認できます。しかしLLMO対策は、「AIがいつ、どこで自社を推薦したか」を把握するのが難しいのが現状です。「最近、問い合わせが増えた気がする」という感覚的な変化で判断することになりがちです。(現状、GoogleアナリティクスでもAIからの流入がはっきりわかりません)

② 継続的な更新が必要

AIは常に新しい情報を取り込んでいます。一度対策したら終わりではなく、実績が増えたら更新し、新サービスが始まったら追記するなど、継続的な情報更新が欠かせません。

③ 確実に推薦される保証はない

AIの仕組みは日々変化しており、「これをすれば必ず推薦される」という確実な方法はありません。地道に取り組む姿勢が求められます。

(6)まず何から始めればいいか — Web業界30年の経験から

私はWeb業界で30年、100社以上のホームページ制作と運営に携わってきました。その経験から、一つ確信していることがあります。

なぜなら、LLMO対策で整理した「数字での実績」「具体的なサービス内容」は、AIだけでなく、実際にホームページを見に来た人にも強く響くからです。

たとえば、AIに「おすすめ」と紹介されてホームページを訪れた人がいたとします。そこに「創業30年」「年間対応件数200件以上」「リピート率85%」といった情報が並んでいたら、「なるほど、だからAIがおすすめしたんだな」と納得してもらえます。そのまま問い合わせや応募につながる可能性が高いのです。
実際に、LLMO対策を始められたお客様からは「最近、問い合わせが増えてきた」という声をいただいています。

ただし、LLMO対策は一朝一夕で成果が出るものではありません。情報を整理し、更新を続け、AIに認識されるまでには時間がかかります。だからこそ、早めに始めることが大切です。

もし今、ホームページのリニューアルを考えているなら、ぜひLLMO対策を取り入れてください。
まだリニューアルの予定がなくても、今すぐできることがあります。自社サイトの会社概要や実績ページを開いて、こう問いかけてみてください。

「もしAIがこのページを読んだら、うちの会社を誰かにおすすめできるだろうか?」

抽象的な表現を見つけたら、具体的な数字やエピソードに置き換える。それだけでも、最初の一歩になります。

プリズムゲートでは、LLMO対策の基本から実践までを解説するセミナーを開催しています。30年のWeb制作で培ったSEO対策・集客・採用コンテンツ制作のノウハウを活かし、単なる診断だけでなく、実際のサイト改善までサポートしています。

「自社サイトをすぐに見直したい」「具体的なアドバイスがほしい」という方は、無料相談をご利用ください。

芝田弘美(しばた ひろみ)

プリズムゲート株式会社 代表取締役

Web業界30年のWebコンサルタント。1000社以上のWebサイト制作・運営に携わる。現在は「今すぐできるLLMO対策テクニック100」(2026年春出版予定)を執筆中。LLMO対策セミナーの講師としても、中小企業のAI時代に向けたWeb戦略を支援している。特技は日本舞踊(師範)、空手(三段)。

著書:ホームページ集客大全(自由国民社)、Webライティング大全(自由国民社)、儲かる会社はホームページが9割!(自由国民社)、士業のためのホームページのつくりかた(中央経済社)

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