
2026年6月29日、私の5冊目となる著書『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)が発売されます。
AIの進化が加速するこの時代に、なぜ私が一冊の本を書いたのか。
その想いと、集客にも採用にも効く”ゆらがない”LLMO対策の本質を、正直にお話しします。
1. なぜ今、LLMO対策の本を書いたのか
正直に言います。この本を書くかどうか、ずいぶん迷いました。
LLMO対策という言葉が広まってまだ1年ほど。AIの進化は加速する一方で、「こんな状態でまとめていいのか」という強い葛藤があったのです。
その迷いを吹き飛ばしたのは、SEOブームの苦い記憶。
表面的なSEO対策に惑わされた企業のご相談を、私は何件も受けてきました。
当時、高額なSEOコンサルに「検索1位を保証します」と言われて契約し、特殊なリンクを大量に貼られた会社がありました。一時は順位が上がったものの、Googleのルール変更でペナルティを受け大下落。しかもドメイン自体がもはや使えないという事態になり、別ドメインでホームページを作り直しするという事例もいくつもありました。

「集客」「採用」という本来の目的を達成する真っ当なアプローチが、世の中に伝わっていなかった。
技術は変わっても通用する”本質”は確かに存在する。
それをもっと早く発信すべきだったと、今でも後悔しています。
そして今、LLMO対策で当時とそっくりな構図が起きはじめている。
同じ過ちを繰り返してほしくない——その一心で、私は1,000社以上の現場経験をこの一冊に注ぎ込みました。
2. アルゴリズムが変わっても”ゆらがない”——本物のLLMO対策
「SEOはもう古い、これからはLLMOだ」を広告でみたりしますが、これは、よくある誤解です。
| LLMO対策 | ChatGPTやGeminiなどAIに自社サイトを引用・推薦してもらう施策。 |
| SEO対策 | Google検索で上位表示してもらう施策。 |
この2つは対立ではなく協力関係。
正しいLLMO対策は、同時にSEO対策にもなるのです。
なぜなら、AIもGoogleも「良質なサイト」を見る基準が共通しているから。
その軸が「E-E-A-T」——経験・専門性・権威性・信頼性の4要素です。

たとえば施工業者なら、施工写真とビフォーアフター(経験)、専門用語をかみ砕いた記事(専門性)、メディア掲載や資格(権威性)、代表プロフィールと顔写真、お客様の声(信頼性)。これらは 【LLMO対策】 としてAIに引用されやすくなると同時に、【SEO対策】 としてGoogleにも評価されます。
本書のテクニックは、AIのアルゴリズムが変わっても通用する本質的なものばかり。
万一AI仕様が変わって通じなくなっても、サイトを訪れたユーザーには確実に響く。小手先のスキルが変わってもゆらがない内容だけを詰め込みました。
3. 一石二鳥。集客にも採用にも効く
LLMO対策は「集客のためのもの」と思われがちですが、効果はそれだけではありません。
AIを使い慣れた人は、取引先もお店も、そして就職先すらAIで探します。
「○○業界で働きやすそうな横浜の会社を教えて」
——求職者がそう尋ねたとき、AIに引用されなければ候補にすら挙がりません。
これは理屈ではなく、実績です。当社が対応した多くの会社で、ホームページのリニューアル後、それまで採れなかった20代の若者が採用できるようになっています。

求人広告に毎月お金をかけ続けるのとは、根本的に意味が違う。集客のために整えた情報が、そのまま採用にも効く。AIに認められるサイトづくりは、集客と採用に同時に効く”一石二鳥”の投資なのです。
ある歯科医院では、福島県から横浜まで初来院された女性に理由を尋ねると「ChatGPTにおすすめされたから」。AI検索で表示されるのは1〜3件ほど。AIに認められないサイトは、もはや存在しないのと同じなのです。
4. 本書の中身を少しだけ
LLMOの解説書は増えましたが、その多くは「専門性が大事」「信頼性を高めよう」という考え方の話で止まっています。
本書がこだわったのは一歩先の具体性。「どこに、何の情報を、どうやって掲載するのか」を、100のテクニックとして手順に落とし込みました。
たとえば「お客様の声」も、ただ「満足しました」では弱い。
「どんな課題の、どこの、どんな立場の人が、何をきっかけに依頼し、どう解決したか」まで書くことで、AIが文脈ごと理解し引用しやすくなります。
構成は2つ。
【LLMO対策|技術対応】 はllms.txtや構造化マークアップなど、AIに読み取ってもらう土台づくり(第1章)。
【LLMO対策|コンテンツ対応】 はE-E-A-Tを意識した中身の充実(第2章以降)。
土台を固めてから中身で成果を出す、この順序が近道です。挿絵もすべて私自身が手描きしました。ポイントがぱっと伝わるよう、1枚1枚こだわっています。
5. Webサイトは「未来への投資」。だから今、手に取ってほしい
私が最もお伝えしたいのは、自社のWebサイトは「未来への投資」だということ。
今、AIに正しく推薦されるサイトをつくることは、10年先の会社の基盤を築くことと同義です。
本書は、その第一歩を誰でも今日から踏み出せるようにと願って書きました。
小手先が変わってもゆらがない。集客にも採用にも効く。そんな本物のLLMO対策を、あなたの会社のために役立てていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)は2026年6月29日発売予定。現在Amazonで予約受付中です。
さあ、一緒にAI時代のWebサイト改革を始めましょう!
著者紹介
芝田弘美(しばた ひろみ)
プリズムゲート株式会社 代表取締役
中央大学商学部でマーケティングを学び、大手コンビニエンスストア本部を経て、1996年にWebデザイナーへ転身。2000年にプリズムゲート株式会社を設立。Web業界歴は約30年、累計1,000社以上のコーポレートサイト制作・運営に携わる。現在も約100社のサイト運営を支援しながら「AIがどのサイトを引用するか」を現場で日々検証している。
著書:『士業のためのホームページのつくりかた』『儲かる会社はホームページが9割!』『ホームページ集客大全100』『はじめてのWebライティング大全100』
最新刊として、2026年6月29日『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)を発売。

