
AIは情報を引用する前に、必ず「これは信頼できる発信者か?」を判断しています。その判断材料の中心にあるのが、代表者のプロフィール。
会社概要の片隅で「代表取締役 ○○」と名前を書いて終わりではダメです!
AIに選ばれる会社は、ここを戦略的に作り込んでいます。今すぐ手をつけられる書き方を解説します。
1. なぜ代表プロフィールが「最重要」なのか
ChatGPTなどのAIは、Web上の情報をそのまま信じて引用するわけではありません。回答を生成する前に「この情報は誰が発信しているのか」「信頼に足る相手か」を見極めようとします。発信者がはっきりしない情報は、引用を避けられてしまうのです。
つまり代表プロフィールは、単なる自己紹介ではなく、AIに対する”発信者の身元証明”です。ここが弱いと、どれだけ良いサービスページを作っても、AIは「信頼できる発信者かどうか判断できない」として推薦をためらいます。
逆にここを固めれば、サイト全体が「信頼できる会社」と評価されます。代表プロフィールは、AI時代に最も投資価値の高いページなのです。(これはLLMO対策の核心です)

2. 専門分野は”曖昧な言葉”を捨て、キーワードで定義する
最もよくある失敗が、専門分野を抽象的に書いてしまうことです。
| ❌ 抽象的 | ⭕️ 具体的 |
|---|---|
| 経営全般のコンサルティングを行っています | 創業支援・事業承継・M&Aを専門とする経営コンサルタント |
| 建築に関する様々な業務を行っています | 木造住宅の耐震診断・耐震補強工事を専門とする一級建築士 |
「様々」「幅広い」では、AIは専門性を判断できません。具体的なキーワードで定義すると、AIは「このキーワードの質問が来たら、この人を推薦できる」と認識します。
ユーザーが「創業支援に詳しいコンサルを探して」と聞いたとき、“創業支援が専門”と明記された人が選ばれるのです。複数ある場合は「創業支援を主軸に事業承継にも対応」とメインとサブを分けましょう。(明確なキーワードはSEOの検索ヒットにも効きます)
3. 専門性は”数字”で裏付ける
「専門です」と主張するだけでは弱い。AIは具体的な数字を高く評価します。
- 「創業支援実績300社以上、うち85%が3年以上事業継続」
- 「耐震診断1,000棟以上、補強工事500棟以上」
- 「業界経験25年、独立後15年」
正確な数字が分からなくても「約」「以上」で構いません。何も書かないより、概算でも書くほうが圧倒的に効果的です。経験年数も、信頼性を支える立派な数字です。
4. 顔写真とalt属性で「実在する発信者」だと示す
AIクローラーは写真の画像そのものは読みませんが、画像に設定された「alt属性」やキャプション、周辺の文章は読み取ります。だからこそ、顔写真のalt属性には役職と氏名を必ず入れてください。
⭕️「代表取締役 山田太郎(2025年撮影)」
❌「社長写真」「代表者」「img001」
ファイル名の「img001」のままでは、AIは”発信者が誰か”を把握できません。氏名に役職をつけるalt。ぜひやってください。alt属性の整備はLLMO対策であり、画像SEOにも効く施策でもあります。
自社サイトのどこを改善すべきか知りたい方へ
LLMO対策の土台は、ホームページ全体の「信頼性」を高めることです。代表プロフィールはその一部に過ぎません。
「自社サイトはAIからどう見えているのか」
「どこから手をつければいいのか」
を知りたい方は、無料相談をご活用ください。御社サイトの改善ポイントを具体的にお伝えします。

著者紹介
芝田弘美(しばた ひろみ)
プリズムゲート株式会社 代表取締役
中央大学商学部でマーケティングを学び、大手コンビニエンスストア本部を経て、1996年にWebデザイナーへ転身。2000年にプリズムゲート株式会社を設立。Web業界歴は約30年、累計1,000社以上のコーポレートサイト制作・運営に携わる。現在も約100社のサイト運営を支援しながら「AIがどのサイトを引用するか」を現場で日々検証している。
著書:『士業のためのホームページのつくりかた』『儲かる会社はホームページが9割!』『ホームページ集客大全100』『はじめてのWebライティング大全100』
最新刊として、2026年6月29日『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)を発売。

