SEO上位でも、AI引用されない!勘違い5選【LLMO対策】

SEOは土台。でも、それだけでは足りない

皆さん、こんにちは。プリズムゲート株式会社の芝田弘美です。

「検索では1位なのに、ChatGPTに聞くと競合しか出てこない」。
SEOに力を入れてきた会社ほど、こんな相談を受けることがあります。

Googleの方針に沿った真っ当なSEOは、LLMO対策の土台です。ただ、ゴールが違います。SEOは、検索結果で上位に並ぶこと。LLMO対策は、AIの回答文の中で名前を挙げてもらうこと。土台の上に、もう一段の工夫が要ります。

実際、AIの検索機能の多くは、検索エンジンと同じようにWebページを集めて読んでいます。SEOで整えた見出しや、わかりやすいページ構成は、そのままAIにも効きます。

問題は「SEOをやったから大丈夫」という思い込み。よくある5つの勘違いを見ていきましょう。

各対策には【LLMO対策】【SEO対策】【LLMO&SEO】の印をつけました。自社サイトを思い浮かべながら、読み進めてください。

勘違い1「検索で上位なら、AIにも出てくる」

AIは「答えに使える文章」を探す

AIは、検索順位どおりに紹介するわけではありません。見ているのは、質問への答えとしてそのまま使える文章があるかどうか。

✕「確かな技術と真心で、お客様の住まいを守ります」

◯(記載例)「横浜市・川崎市で戸建ての外壁塗装を専門に18年。施工実績1,200件(2026年9月現在)」

前者は、人が読めば雰囲気は伝わります。でもAIには「何を、どこで、どれだけやっている会社か」がわかりません。後者なら「横浜で外壁塗装の実績が多い会社」として、AIがそのまま回答に使えます。【LLMO対策】

SEOの順位は、AIの入口になる

SEOで上位のページは、AIの検索機能にも見つけてもらいやすい。ただ、見つけてもらえても、答えに使える文章がなければ素通りされます。入口はSEOで、引用される中身はLLMOで。両方そろって、はじめて名前が挙がります。

今日できること

サービスページなら最初の2〜3行に。あいさつや前置きは後ろへ。

「料金について」より「外壁塗装の費用は、30坪でいくら?」。検索キーワードとも一致しやすくなります。

社名ではなく「横浜で外壁塗装を頼むならどこ?」と。答えは毎回変わるので、何度か試してください。

勘違い2「キーワードを入れれば、選ばれる」

AIへの質問は「事情」ごと

AIに質問する人は、単語を並べません。「父が亡くなって、実家の土地のことで兄弟がもめそう。横浜で相続に強い税理士は?」と、事情ごと聞いてきます。

✕「横浜の相続税理士なら当事務所へ。相続税申告・相続対策・相続相談は横浜の相続専門税理士に」

◯(記載例)「兄弟間で分け方がまとまらない相談は、年間の約3割。不動産の評価額を先に出し、分け方を数字で比べてから話し合っていただきます」

前者のようなキーワードの詰め込みは、Googleもスパム行為としています。SEOとしても古いやり方です。
後者なら、もめそうな兄弟の相談に「ここが合う」とAIが判断できます。【LLMO対策】

キーワード調査は、そのまま活かせる

これまでのキーワード調査は無駄になりません。「相続 兄弟 もめる」のような検索語は、お客様の悩みの手がかりです。キーワードを単語で終わらせず、その裏にある事情まで文章にする。それがLLMO対策の第一歩です。

今日できること

電話やメールの「〜で困っている」を、そのままの言葉で。

「親が認知症の場合、相続対策はできる?」など。長い検索語にも強くなります。

◯(記載例)

Q. 兄弟で意見が分かれていても相談できますか?
A. はい。全員がそろわなくても、まずはお一人からご相談いただけます。

勘違い3「古いページは、放っておいても害はない」

AIは古い情報も拾って答える

SEOなら、古いページは順位が下がって埋もれるだけ。でもAIは、質問に合えば古いページの情報も答えに使います。

  • 値上げ前の料金表
  • 終了したキャンペーンのお知らせ
  • 移転前の住所

トップページからリンクを外しただけのページも、公開されている限り読まれる可能性があります。

お客様がAIに料金を聞き、旧価格が返ってくる。その金額で問い合わせが来て「話が違う」。放置が、誤案内につながります。【LLMO対策】

なお、反映の速さはAIで違います。ChatGPTなどの検索機能は比較的早く、GoogleのAI OverviewはSEOとほぼ同じ。検索しない「学習済みの知識」は、数か月〜1年以上前のままです。

SEOでも、古い情報の放置は評価を下げる原因になります。日ごろの更新は、検索にもAIにも効く、地道で確実な対策です。

今日できること

PDFの会社案内や古いお知らせも含めて。

✕キャンペーンページを放置

◯(記載例)「本キャンペーンは2026年8月31日で終了しました」と追記

勘違い4「構造化データを入れれば、OK」

ラベルより、中身が先

構造化データは、情報に「これは住所」とラベルを貼る仕組み。SEOでは、星の評価などの表示に使われてきました。【SEO対策】

ただ、ChatGPTなどのAIが構造化データをどこまで使っているかは非公表。確実に読まれるのは本文です。中身が薄ければ、ラベルを貼っても伝わる情報は薄いまま。

さらに危ないのが、ラベルと本文の食い違い。

✕構造化データは「9:00〜18:00」、本文は「平日10時から」

✕構造化データは「(株)〇〇」、本文は「〇〇株式会社」

Googleも、構造化データは表示内容と一致させるよう求めています。AIも複数の情報を照らし合わせるため、食い違いは信頼を下げかねません。【LLMO&SEO】

構造化データ自体は、SEOでもLLMO対策でも入れておきたい施策です。大切なのは、本文が先、ラベルは後という順番です。

今日できること

◯(記載例)会社概要の本文「設立:2000年4月/従業員:12名/対応エリア:横浜市・川崎市・東京23区」

人が読んでわかる形で書いてから、同じ内容を構造化データにします。

勘違い5「記事は、量産するほど強い」

一般論の記事は、AIにとって「知っている話」

生成AIなら、記事は数分で書けます。でも一般論の記事は、AIがすでに知っている内容の焼き直し。わざわざ御社を引用する理由がありません。中身の薄い記事の大量生産は、Googleもスパム行為としています。【LLMO&SEO】

✕「外壁塗装は10年が目安。劣化のサインを見逃さないことが大切です」

◯(記載例)「当社が2025年に調べた築12年前後の住宅80棟のうち、約6割でチョーキング(手に白い粉がつく劣化)が見られました」

後者は御社にしか書けない情報。引用される価値が生まれます。【LLMO対策】

「誰が書いたか」は、SEOでもLLMOでも効く

Googleは、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を評価の観点に挙げています。現場の数字や体験談は、まさにこの「経験」。SEOのために積み上げてきた専門記事は、AIに引用される材料にもなります。【LLMO&SEO】

今日できること

社内の日報や見積書に、ネタは眠っています。

まとめ:SEOの土台に、AIへの一段を

勘違いAI時代の正解
1. 上位ならAIにも出る答えになる文章を先に書く
2. キーワードで選ばれるお客様の「事情」を書く
3. 古いページは放置でいい古い情報をすぐ直す
4. 構造化データでOK本文とそろえる
5. 記事は量産自社にしか書けない1本

どれも、SEOを捨てる話ではありません。SEOで積み上げたものは、そのままLLMO対策の土台になります。あとは、AIに届く形へ少し直すだけ。まず1つ、今日から始めてみてください。

詳しくは、芝田の著書『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』で解説しています。自社サイトがAIにどう見られているか知りたい方は、無料相談へどうぞ。

芝田弘美(しばた ひろみ)

プリズムゲート株式会社 代表取締役

中央大学商学部でマーケティングを学び、大手コンビニエンスストア本部を経て、1996年にWebデザイナーへ転身。2000年にプリズムゲート株式会社を設立。Web業界歴は約30年、累計1,000社以上のコーポレートサイト制作・運営に携わる。現在も約100社のサイト運営を支援しながら「AIがどのサイトを引用するか」を現場で日々検証している。

著書:『士業のためのホームページのつくりかた』『儲かる会社はホームページが9割!』『ホームページ集客大全100』『はじめてのWebライティング大全100』
最新刊として、2026年6月29日『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)を発売。

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