【2026最新】画像・PDFの文字、AIには読めない?「読める形」への直し方

実績数もお客様のメリットも、画像やPDFに入れたまま。人には見えていても、AIの回答には使われていないかもしれません。
画像の文字をテキストにしただけで、AI引用が20問中1問から9問に増えた社労士サイトの事例をもとに、直し方を紹介します。

人には見えて、AIには届いていない情報

トップページの大きなメインビジュアル。「創業30年」「顧問先300社」と書かれたバナー。紙のパンフレットをスキャンした会社案内PDF。

どれも人が見れば一目で伝わる、会社の大切な情報です。
ところが、こうした「画像の中の文字」や「PDFの中の情報」は、AIが回答をつくるときの材料として使われにくいのが実情。

AIがWebサイトから読み取るのは、主にページに書かれたテキストです。デザインに凝った会社ほど、肝心な強みが画像に閉じ込められています。

実際、当社が税理士事務所100社のサイトを調べたところ、相談件数や対応年数などの実績データが「AIに読める形」で書かれていたのは0社。人が見ればすぐ分かる数字が、AIには届いていなかったのです。

▶ 関連記事:税理士事務所100社中、実績データが「AIに読める形」だったのは0社

【事例】社労士サイト、テキスト化2週間でAI引用が20問中1→9問に

当社がLLMOコンサルティングを行った社労士事務所のサイトでは、トップページの実績数やユーザーメリットが、すべて画像の文字でした。画像にはalt属性(代替テキスト)も設定済み。いわば「対策しているつもり」の状態です。

そこで、同じ内容をページ上のテキストとして書き起こしました。変えたのは、それだけ。

効果は、固定した想定質問20件(ChatGPT・Gemini各10件)で確認。たとえば「〇〇市で助成金に強い社労士は?」のような、見込客が実際にAIへ投げかけそうな質問です。毎回同じ質問で確認するので、変化がはっきり見えます。

テキスト化前:1問 → 1週間後:4問 → 2週間後:9問

デザインもページ構成も、全くそのままの状態。ただトップページにテキストを追記=情報を「読める形」にしただけで、AIでの引用が大きく改善しました。

「alt属性を入れたから安心」は危ない

「画像にはaltを入れているから大丈夫」という声もよく聞きます。ここは区別が必要です。

【SEO対策】 alt属性は、画像検索やアクセシビリティ(読み上げソフトへの対応)のための設定。入れておくべきもの。
【LLMO対策】 ただし当社が運営・支援するサイトでは、altに書いた情報はAIにあまり拾われていない印象です。上の社労士サイトが、まさにその例。

altは入れて当たり前。そのうえで、伝えたい情報は本文テキストに書く。これが一番安全です。SEOの常識をそのままAIに当てはめると、こうした「やったつもり」が生まれますので、ご注意ください。

▶ 関連記事:SEO上位でも、AI引用されない!勘違い5選

直し方① 画像の文字は「見せる画像+同じ内容のテキスト」に【LLMO対策】

画像をやめる必要はありません。デザインはそのままに、同じ内容をテキストでも併記します。

メインビジュアル「就業規則から助成金まで、ワンストップで」画像の下に同じ文をテキストで配置
「顧問先300社/継続率98%」のバナー数字と説明文をテキストで追加
「選ばれる3つの理由」の画像見出し+本文のテキストに変更

コツは、画像の直下に短い説明文として置くこと。数字は「顧問先300社(2026年10月現在)」のように時点も添えると、情報の鮮度もAIに伝わります。

さらに一歩進めるなら、数字に「何の数字か」を添えましょう。「300社」だけでは、AIは何を意味するのか判断できません。「中小企業を中心に、顧問先300社。うち建設業が約4割」のように、誰に・どれだけ選ばれているかまで書くと、AIが「〇〇業に強い社労士」と紹介する材料になります。

直し方② PDFはページ側に要約テキストを置く【LLMO対策】

会社案内、サービス資料、事例集。PDFをリンクで置くだけになっていませんか。

  • PDFリンクの前後に、要点を3〜5行のテキストで書く
  • 事例集なら、事例ごとに「業種・課題・結果」をページ上に書き出す
  • キャンペーンやセミナーの案内は、お知らせ記事としてテキストで公開

特に注意したいのが、紙をスキャンしただけのPDF。見た目は文字でも、中身は「文字の写真」です。PDFを開いて文字を選択できなければ、このタイプ。重要な情報ほど、ページ上のテキストに書き出しておきましょう。

あわせて、リンクの文言も見直しを。「こちら」ではなく「社労士顧問サービスのご案内(PDF)」のように、中身がわかる言葉に。これはSEO対策にも有効です。

事例やお客様の声をページ上で書くときの型は、こちらの記事が参考になります。

▶ 関連記事:「お客様の声」をただ載せるだけは損!実績ページをAIに引用させる方法

まとめ

画像やPDFの中にある強みは、テキストにして初めてAIに届きます。altは入れて当たり前、そのうえで本文に書く。まずはトップページの画像1枚から、テキストを添えてみてください。

他社サイトでどう直し、どう成果が出たのか。ビフォーアフターは「事例で学ぶLLMO対策セミナー」(オンライン60分・各回5名)で具体的にご紹介しています。

「うちのサイト、どこが画像になっている?」をすぐ確認したい方は、無料面談へ。

芝田弘美(しばた ひろみ)

プリズムゲート株式会社 代表取締役

中央大学商学部でマーケティングを学び、大手コンビニエンスストア本部を経て、1996年にWebデザイナーへ転身。2000年にプリズムゲート株式会社を設立。Web業界歴は約30年、累計1,000社以上のコーポレートサイト制作・運営に携わる。現在も約100社のサイト運営を支援しながら「AIがどのサイトを引用するか」を現場で日々検証している。

著書:『士業のためのホームページのつくりかた』『儲かる会社はホームページが9割!』『ホームページ集客大全100』『はじめてのWebライティング大全100』
最新刊として、2026年6月29日『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社)を発売。

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