懇意にしている株式会社ブックダム・編集長の三田さんからの寄稿です。
三田さんは、プリズムゲート代表・芝田の著書も担当された方です!
芝田の著書はこちら
「夢?もうそんな歳じゃない」そう思っていませんか?
でも、夢を叶えて毎日ワクワク生きている人たちの秘密は、たった一つの質問から始まっていました。
「今日、何が食べたい?」
あなたの諦めた夢に、再び火をつけませんか。

「今、夢はありますか?」
そう聞かれて答えられる人は少ないのではないでしょうか?
また、「学生の時は○○を目指していたけれど、無理だったので、夢なんてもうない」とか「夢って一部の才能ある人だけが叶えられるものでは?」などと考えてしまう人もいるかもしれません。

実際僕もそうでした。
『夢2.0」という本を編集するまでは…。
こんにちは、出版社ブックダム編集部の三田です。
今回は2025年9月22日に発売される『夢2.0』(西岡津世志著)という、
夢に対する認識を根本から変える一冊をご紹介します。
著者の西岡津世志さんは、アメリカ・ボストンでハーバード大学やMIT生が通う「夢を語れ」ラーメン店を経営し、その経営理念がハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディにも採用された起業家です。
ボストンで目撃した日本人の「夢アレルギー」
西岡さんがボストンで経営する「夢を語れ」では、ラーメンを食べた後に希望者が夢を語るシステムがあります。驚くことに、7〜8割のお客さんが参加してくれるのですが、夢を語らない2〜3割のお客さんは、ほとんどが日本人だったのです。
世界中から夢や志を持った若者が集まるボストンで、日本人だけが夢を語りたがらない。
この現実に、西岡さんは強い問題意識を持ちました。
なぜ日本人は夢を語ることに抵抗があるのでしょうか?

夢の定義、もしかして古くありませんか?
従来の夢(夢1.0)は「将来就きたい理想の職業」でした。
サッカー選手、社長、ユーチューバー。
確かに立派な夢ですが、年齢を重ねるごとに「もう無理でしょ」と諦めてしまいがちです。
この定義では、多くの人が夢を持てなくなってしまうのも無理はありません。しかし西岡さんが提唱する夢2.0は全く違います。

夢2.0とは「心がワクワクするものすべて」
一番簡単な夢の見つけ方:「今日何食べたい?」

西岡さんが提案する最もシンプルな夢の見つけ方があります。
「今日、何が食べたい?」と自分に問いを立ててください。
カレーが食べたい、ラーメンが食べたい、焼き鳥とビールが最高だ・・・!
「いやいや、そんなの夢じゃない」と思う方もいるでしょう。
しかし西岡さんは、これらすべてが夢だと言います。
なぜなら「○○したい」と心がワクワクする感情があるからです。
つまり、今日の昼食に何を食べたいかということも立派な夢なのです。
この視点の転換により、誰でも今すぐ夢を持つことができ、毎日のように夢を叶える体験ができるようになります。
【1週間チャレンジ】
まずは1週間、毎朝「今日何したい?」と自分に問いかけてみてください。
食べたいもの、行きたい場所、会いたい人、何でも構いません。
小さな夢が世界を変える?カレー好きサラリーマンの物語

本書で最も印象的なのが、西岡さんが描く架空の「カレー好きサラリーマン」の物語です。
「カレーが食べたい」という日常的な欲求から始まり、レトルトカレーを買って帰る。
そこから「近くの有名なカレー屋に行ってみたい」となり、「自分でも作ってみたい」に発展。
やがて「友達にも食べてもらいたい」「日本一のカレーを食べてみたい」と続き、
最終的には「カレーを通じて世界の平和に貢献したい」という壮大な夢にまで育っていきます。
この物語のスタートは、単純な「今日、カレーが食べたい」という気持ちでした。
西岡さん自身も、「ラーメンが食べたい」という夢から始まり、今では「全世界に夢を語れる場所を作る」という壮大な夢を追いかけています。
【気づきのポイント】
あなたの今の小さな「○○したい」も、将来大きな夢に育つ可能性を秘めているかもしれません。
人生の目的を見直す。「今この瞬間をワクワクすること」
西岡さんが本書で提起する根本的な問いがあります。
「人生の目的は何ですか?」
多くの人は「夢を叶えること」と答えるかもしれませんが、西岡さんの答えは違います。
「人生の目的は、今この瞬間をワクワクすること」
もし夢を叶えることが目的だとすると、夢を叶えるまでの時間は「準備期間」や「我慢の時間」になってしまいます。しかし、今この瞬間をワクワクすることが目的なら、夢を追いかけている過程そのものが目的の達成になるのです。
編集者が選ぶ!人生を変える3つのポイント
編集者として本書に携わり、特に印象的だった3つのポイントをご紹介します。
1.夢は量が圧倒的に重要
質の高い夢を求めすぎて行動できないより、小さな夢をたくさん叶える方が人生は豊かになります。
西岡さんによると、レベル1の夢を叶えることで、レベル2の夢が湧いてくる仕組みになっているそうです。
つまり、「カレーが食べたい」を叶えると「もっとおいしいカレーが食べたい」となり、「自分で作ってみたい」へと発展していくのです。
【今日からできること】
小さな「○○したい」を馬鹿にせず、積極的に叶えてみてください。
コンビニスイーツが食べたい、散歩したい、音楽を聴きたい、なんでも構いません。
2.困難も夢の一部として捉える視点
「つらいことがもう夢の途中」という西岡さんの言葉は、困難に対する見方を180度変えてくれます。
多くの人は困難を「夢の邪魔をするもの」と考えがちですが、西岡さんは困難も夢の一部だと捉えています。今苦しいということは、夢を追いかけている証拠だというのです。
【視点の転換】
次に困難に直面したとき、「これは夢の途中なんだ」と考えてみてください。きっと乗り越える力が湧いてくるはずです。
3.「楽しく」という魔法の言葉
すべての行動に「楽しく」を付け加えることで、同じ作業でも全く違った体験になります。
「どうやって仕事をするか」ではなく「どうやって楽しく仕事をするか」と考える。
「どうやって勉強するか」ではなく「どうやって楽しく勉強するか」と問いかける。
【魔法の質問】
今抱えている課題に「どうやって楽しく○○できるか?」という質問を付け加えてみてください。きっと新しいアイデアが浮かんでくるはずです。
この記事を読んだ5分後にやってほしいこと
- 「今日何したい?」と自分に問いかける
食べたいもの、行きたい場所、やりたいこと、なんでも構いません。 - その答えを「これが私の夢だ」と認める
どんなに小さくても、それは立派な夢です。 - 可能な範囲で今日中に行動してみる
コンビニに行くだけでも、ネットで行きたいお店を調べるだけでも構いません。 - 明日も同じことを繰り返す
これが夢2.0ライフの始まりです。
『夢2.0』は2025年9月22日発売です。
きっとあなたの人生観を変える一冊になるでしょう。
さあ、まずは「今日何が食べたいか」から始めてみませんか?

寄稿者
三田 智朗
株式会社ブックダム 編集長
出版社営業13年、出版宣伝1年、のち編集者へ。自由国民社にて、3年で編集長になる。4年で80冊(年平均20冊)怒涛の出版経験を持つ。(注:一般の編集者は、年10冊以下の出版)10冊のベストセラーを出す。現在は、ブックダム編集長。
