【簡単解説!】ロリポップ、6月に厄介なメンテナンス?PHP8.2(モジュール版)って一体、何が起きる?

先日、ロリポップより「本メールはロリポップをご利用のお客様のうち、PHP8.2(モジュール版)のご提供対象となっているアカウントをご利用のお客様へお送りしております。」と、メールがきました!

普段エックスサーバーにお世話にっている私たちプリズムゲートですが、お客様はロリポップ・さくらサーバー・ConoHa WING・mixhostなど様々なレンタルサーバーを用いてホームページを公開れているので、各サーバーの最新情報に目を光らせています!笑
ですので、今回のロリポップからのメンテナンスについて大きくまとめると以下のような内容でした。

PHP8.2(モジュール版)提供に伴うメンテナンスについて

メンテナンスは2023年6月中に行われます。具体的な日程はインフォメーションにて後日お知らせ。
・メンテナンスの対象は、litXXX、stdXXX、ent7XXというサーバー番号のアカウントです。
・メンテナンス後、新しいバージョンのPHP8.2(モジュール版)が使えるようになります。
・これからは、古いバージョンのPHP8.1(モジュール版)は提供されなくなります。新しい設定はできません。
特定のバージョンに設定されているドメインは、自動的に新しいバージョンに変更されます。

PHPに新しいバージョンが出るので、それに伴って旧バージョンが使えなくなる。といった内容でした!
ここまでは、問題なかったのですが「特定のバージョンに設定されているドメインは、自動的に新しいバージョンに変更されます。」この部分…実は何が起きるか知らないとかなり厄介です。

特定のバージョンに設定されているドメインは、自動的に新しいバージョンに変更されます。とは?

前述の厄介な部分というのは下記の内容です。

「PHP8.2(CGI版)」を設定のドメインでは、PHP8.1(モジュール版)と同様にメンテナンス後から「PHP8.2(モジュール版」へ自動的に設定が変わります。

つまり、メンテナンスが終わった後、
PHPのバージョンが自動的に最新バージョンのに切り替わるということです。

最新バージョンになるのに、何が問題なの?と疑問に思われる方もいるかと思いますが、古いバージョンのPHPで作ったウェブサイトを、新しいバージョンにアップデートすると…

・ホームページが固まって動かなくなる
・ホームページが表示されなくなった
・レイアウトが崩れて戻せない
・投稿や記事の追加ができなくなった

などの問題につながります。
ですので、事前にウェブサイトの動作や機能がどのように変わるのかを確認する必要がでてきます。
また、バージョンアップで使えなくなった箇所を見つけて、修正や調整をし、新しいバージョンでもウェブサイトが正常に動作するように内部システムの書き換えが必要になりますので事前に対策を考えなければなりません。

トラブルが起きるのは困るけど、いずれはバージョンアップしたい!
今自分が使っているバージョンの設定はどうしたらいい?

など、お困りな方が多いと思いますので、以下で、対応方法を一部ご紹介いたします!

PHP8.1(モジュール版)を使っている場合

もし現在PHP8.1(モジュール版)を使っている場合、メンテナンスが終わった後に自動的にPHP8.2(モジュール版)に切り替わるので、メンテナンスまでの期間中に一度PHP8.2(CGI版)を試してみて、ウェブサイトの表示などに問題がないか確認することをおすすめします。
PHP8.2(CGI版)を一時的に試してみて、ウェブサイトが正常に表示されることを確認したら、メンテナンスが終わった後にも引き続きモジュール版のPHPになっても今まで通り使うことができます!

新しいバージョンのPHPが出たら、それを試してみて問題がなければそのまま使えるので、メンテナンスがある前に一度試してみて、ウェブサイトがきちんと表示されるかどうか確かめることが重要です!そして、問題がなければ、新しいPHPのバージョンを使い続けることができます。

PHP8.2(CGI版)を使っている場合

もし現在PHP8.2(CGI版)を使っている場合、メンテナンスが終わった後に自動的にPHP8.2(モジュール版)に切り替わります。
また、PHP8.2(モジュール版)に切り替わるとPHPの実行方法が変わるので、メンテナンスが終わった後、.htaccessファイルで指定された設定はモジュール版には反映されず、デフォルトの設定が適用されます。これにより、特定の機能や動作を変更していた場合に影響を与える可能性があります。

ですので、もし.htaccessファイルを使ってphp.iniの設定を個別に指定している場合、以下の2つの方法があります。

PHP8.1(CGI版)への切り替え

ホスティングプロバイダーの管理画面にログインします。
ドメインの設定やサーバーの設定を編集する場所を探します。
PHPのバージョン設定があるところを見つけ、PHP8.1(CGI版)に変更します。
設定を保存し、変更を反映させます。

これにより、.htaccessファイルで指定した設定が引き続き有効となります。

.htaccessファイルの編集

メンテナンスが終わった後、.htaccessファイルを編集してPHP8.2(モジュール版)に対応するよう設定を変更する方法を説明!

ファイルマネージャーやFTPクライアントを使用して、ウェブサーバー上のドメインのルートディレクトリにある.htaccessファイルを見つけます。
テキストエディタで.htaccessファイルを開きます。
PHPの設定に関連する行を探します。例えば、「php_value」や「php_flag」の指定などがあるかもしれません。
PHP8.2(モジュール版)に対応するよう設定を変更します。具体的な変更内容はホスティングプロバイダーの提供するドキュメントやサポート情報を参考にしてください。
変更を保存し、.htaccessファイルをウェブサーバー上にアップロードします。

以上の手順に従うことで、メンテナンス前にPHP8.1(CGI版)に切り替え、メンテナンス後に.htaccessファイルを編集してPHP8.2(モジュール版)に対応することができます。これにより、既存の設定を保持しながら新しい環境に適した設定が反映されます。

また、自分でできないよ!やトラブルが起きた!といった方は、ぜひ、お電話やお問い合わせフォームよりご連絡ください。また、IT初心者がホームページ運営に迷わないように、用語・技術解説をしたYouTubeも行っています!

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